車選び

欧州ドイツ系自動車メーカーの特徴と選び方(VW、アウディ、BMW~ポルシェまで)

「どのメーカーの車にするか」も車選びで重要な部分です。
海外はもとより日本国内でも大人気なドイツ車。外車と言えばドイツ車を思い浮かべる方も多いかと思います。さて以降で、ドイツ車にはどんなメーカーがあり、どんな特徴があるのかをご紹介していきます。

1.フォルクスワーゲン

5d73695bc4 golf7-thumb-400x266-4182

ヒトラーによって設立されたドイツきっての巨大自動車メーカー。1937年創業のため歴史自体はそれほど長くありませんがフォルクスワーゲン・タイプ1(ビートル)のヒットより一躍繁栄し、今現在GM、トヨタとシェアを3分する世界を代表する一大自動車メーカーとなっています。海外版トヨタというべきブランドで、小型車からSUVまで幅広いジャンルの車を送り出しています。

                    デザイン ドイツ車の中ではシンプル路線で比較的万人向けのデザインです。ただ内外装とも質感はやはり国産車以上であり、シンプルな中にも高級感が漂います。
 走行性能 走行性能もドイツ車の中では控えめで、国産車より。日本と欧州の中間といった形なので、国産車からも比較的乗り換えやすいメーカーです。燃費もドイツ車メーカーの中では最高水準。
 その他 ラインアップは多岐に渡りますが、コンパクト、ハッチバックなどが割合として多いです。
2015年9月に排出ガス規制不正問題を起こし、問題視されています。車自体は優秀ですがブランドイメージが今後どうなっていくのかが不安視されます。
 新車価格帯 150万円~800万円が主体
 主力車種  UP!、ポロ、ゴルフ、THE・ビートル、パサート、シャラン、トウァレグ、ティグアン、フォルクスワーゲンCC、シロッコ、など
特別グレード名 GTi

デザインや走行性能に癖が無く、燃費も国産車と同水準、かつ価格も控えめのため、外車デビューにはもってこいのメーカーでしょう。さりげなく外車を乗りこなしたい方にはおすすめのメーカーです。ただ排出ガス規制不正問題をどう捉えるかが今後のポイントになりそうです。

2.アウディ

Audi20E382A2E382A6E38387E382A320E383ADE382B4 4

ドイツ系自動車メーカー連合「アウトニオン」をルーツに持つメーカー。現在はフォルクスワーゲンの傘下となり、フォルクスワーゲンの高級車ブランドといった位置付けになります。かつてのBMW、ベンツを押しぬけ現在人気急上昇中のドイツ車メーカーです。

                    デザイン ドイツ車の中ではフォルクスワーゲンと同じくシンプル路線のデザイン。かつ最近のアウディは女性や若い方にも似合いそうなスタイリシュでオシャレな要素も取り入れています。内装についてはややスポーツ路線。またフロントマスクのデザインを全車共通としているものこのメーカーの大きな特徴です。
 走行性能 馬力の高いハイパワーな車が多くラインアップされていますが、その割りに他のドイツ車メーカーの車に比べ扱いやすいのが特徴的です。また”クワトロ・システム”と呼ばれる4WDシステムはこのメーカーのウリの一つであり、このシステムが及ぼす操作性や安定性の高さは世界的にも高い評価を得ています。
 その他 エンジンやミッション、ブレーキなど各パーツ、技術は親会社であるフォルクスワーゲンといくつか共有しています。このためフォルクスワーゲンと同水準の良燃費性能を持ちます。
 新車価格帯 330万円~800万円が主体
 主力車種 アウディAシリーズ(A1、A3、A4、A5、A6、A8)
アウディQシリーズ(Q3、Q5)
アウディTTクーペ、アウディR8など
特別グレード名 S、RS

アウディはフォルクスワーゲンの高級車ブランドという位置付けになりますが、価格はフォルクスワーゲンとさほど変わりません。(RSシリーズやR8は除く)パーツや技術も共有している車種も多いので、走行性としてフォルクスワーゲンに繋がるものがあります。大きな違いとしては、デザイン(特に外装)の路線と、ややパワーを高めている車が多いといったところでしょうか。

3.BMW

news070430bmw1 P90180598_highRes-680x382

航空機エンジン会社から一躍世界的な自動車ブランドに発展を遂げたBMW。「駆け抜ける喜び」のキャッチフレーズの通り、運転の楽しさ、運転の心地よさに定評がある自動車メーカーです。ライトな層からコアな車好きまで各層に愛される自動車メーカー。コンパクトカーブランド「MINI」を傘下におさめます。

                    デザイン キドニーグリルと呼ばれる独特のフロントマスクが特徴的なBMW。近年のBMWは直線を多用した北米系のデザインに移り変わっており、ドイツ車の中ではスポーツ路線のデザインです。インテリアは見た目より機能性重視の合理的なデザインが目立ちます。
 走行性能 走りを第一に考えた作りが施されており、スポーツ性が強いです。50:50の重量配分、FR駆動、直噴エンジンのポリシーをほぼ全車に取り入れており、M4クーペやZ4シリーズなどスポーツクラスは勿論、1シリーズなどコンパクトなクラスでも高いスポーツ性を発揮します。
 その他 良くも悪くも保守的なラインアップであったBMWでしたが、近年はFFモデルの2シリーズ、コンパクト電気自動車のBMW・i3など新たなジャンルの車種を積極的に投入しています。
 新車価格帯 330万円~800万円が主体
 主力車種 BMW1シリーズ、BMW2シリーズ、BMW3シリーズ、BMW4シリーズ、BMW5シリーズ、BMW6シリーズ、BMW7シリーズ、BMWQシリーズ、BMWZシリーズ、など
特別グレード名 M、アルピナ

 

4.メルセデスベンツ

e2ea1a467decd2824a059a50104d1b685fb3f37b mercedes-benz-c-class-6

日本では高級車の代名詞とも言えるほど、圧倒的な知名度を持つメルセデスベンツ。創業は1886年と古く、世界最古の自動車メーカーの一つと言われています。高級感溢れる見た目は勿論、その安全性や上質な乗り心地も高い評価を得ています。

                    デザイン ドイツ車の中では、内外装ともに高級志向です。特に内装に関しては、ウッドやカーボンファイバー、本皮レザーなどを多用しており豪華な質感。また以前は内外装共にやや年配者向けのデザインでしたが、近年は若さ漂うスポーティな路線に移り変わりつつあります。
 走行性能 静寂性が高く落ち着いた大人のドライブが楽しめます。安全性の面ではベンツかボルボかと言われるほど安全面を徹底しており、構造はもちろん搭載される安全・セーフティシステムも常に第一線を走っています。また最近では走行性も見た目の通りスポーツ性を強めており、BMWに対抗としています。
 その他 過去は燃費性能や環境性能が指摘されていましたが、現在はAクラスで17.6km(JC08モード)と良好な値を記録しています。まあかつては大排気量エンジンの多かったベンツですが、近年はエンジンのダウンサイズ化が進み(パワーは向上)重量税なども軽減出来る様になりました。
 新車価格帯 330万円~800万円が主体
 主力車種 ベンツAクラス、ベンツBクラス、ベンツCクラス、ベンツEクラス、ベンツSクラス、ベンツGクラス、ベンツCLクラス、ベンツVクラス、など
特別グレード名 AMG

かつては手の届かない高級車のイメージがあったベンツですが、現在は価格も比較的お手頃になってきしたし、デザインもいい意味で柔らかくなったので様々な層が入りやすい車になったかと思います。とはいっても決してチープな車になったという訳ではなく、ベンツならではのデザインや走りの質は年々向上しています。

5.MINI

car-brand-emblem-MINI-02 2016-Mini-John-Cooper-Works-1

オシャレで可愛いコンパクトカーの代名詞ともなり、一斉を風靡したローバー・ミニ。そのローバー・ミニを現代の技術で蘇えらせたのがこのMINIブランドです。MINIブランドから販売したMINIはローバー・ミニとは全く別の車となりますが、その愛らしいデザイン、クイックな走行性などローバーミニの魅力というのはMINIにもしっかりと受け継がれています。なお親会社はBMWとなり、BMWのコンパクトカーブランドといった位置付けになります。

                    デザイン 往年のローバーミニをモチーフとした可愛らしくオシャレなデザインが特徴的です。サイズはローバーミニより一回り大きくなり、Vitzやマーチなどと同じBセグメントサイズとなります。最新システムを積みながらもどこかクラシックな印象を受けるインテリアも魅力的。
 走行性能 ゴーカートフィーリングと呼ばれる、まるで遊園地のゴーカートの様なクイックな走りをします。コンパクトカーとしてはやや固めですが、柔らかい固いでは方言できない独特のフィーリングがこのブランドの車にはあります。
 その他 現在は、ミラー、ルーフ、バンパーなど各種のカラーを自分の好みで自由に選べるサービスが行われています。もともとオシャレなMINIを自分のセンスで多彩にアレンジする事が可能です。
 新車価格帯 250万円~400万円が主体
 主力車種 MINI、MINIクラブマン、MINIカントリーマン、MINIベースマン、MINIコンバーチブル、MINIクーペ、MINIロードスターなど
特別グレード名 クーパー

オシャレなデザインはもとより、走行性の面も優れたコンパクトカーです。最近はワゴンモデル(クラブマン)、SUVモデル(カントリーマン/ベースマン)、オープンモデル(ロードスター)など様々な用途のモデルが登場しより選択肢が広がっています。また国産コンパクトからでもサイズ・価格的に比較的乗換えし易いですので、コンパクトカーにもう一歩個性を求めたい方には

 

6.ポルシェ

car-brand-emblem-PORSCHE-02 p10_0031_a5_opta[1]

フォルクスワーゲンタイプ1を設計したフェルディナント・ポルシェによって1930年に設立されたスポーツカーメーカー。純スポーツカーのみを販売するドイツきってのスポーツカーブランドであり、その独特のメカニズム、性能の高さ、華麗なスタイリングから世界中に固定ファンを持っています。
フェラーリとよく比較されるブランドですが、フェラーリなどのスーパーカー達と性能的には肩を並べるにも関わらず、価格が比較的抑え目なのも魅力的なメーカーです。

                    デザイン 外装デザインは、年々新しいデザインに改良されていますが、ポルシェ901型、ポルシェ930型など旧来の911シリーズの面影を強く残しており、モデルが変わっても「これはポルシェ」だと一目で分かるデザインとなっております。
クーペ形状のスポーティなデザインが特徴的ですが、どこか女性らしさもある可憐な雰囲気も纏っています。
 走行性能 フラグシップとなる911シリーズは、RR駆動+水平対抗エンジン+大排気量エンジンという世界でも類のないメカニズムとなっており、911シリーズならではのドライビングが楽しめます。性能的にはフェラーリやランボルギーニといったスーパーカーと呼ばれる車に匹敵するポテンシャルを持っており、近年はボクスター、ケイマン、カイエンなど911シリーズ以外のモデルも高性能化が進んでいます。
 その他 911シリーズの4代目(993型)までは空冷エンジンを採用しており、この空冷エンジンを搭載した旧911シリーズは今でも最新モデルに匹敵する高い人気を誇っています。特に1980年代に爆発的なヒットとなった2代目(930型)は今でも数多くの愛好家が存在します。
なお2015年以降、「ポルシェ・クラシックセンター」と呼ばれるポルシェ旧モデル専門のサービスセンターが各地に設置されていきますので、今後はこの手の旧式ポルシェの維持がよりし易い時代になってきます。
 新車価格帯 600万円~3000万円が主体
 主力車種 ボクスター、ケイマン、911、カイエン、マカン、パナメーラなど
特別グレード名 カレラS、GT3

ポルシェは高級車ではありますが、フラグシップの911シリーズでも1000~1500万円程度が主流のため、性能から考えれば比較的コストバリューの高い車と言えるかもしれません。数千万円とするスーパーカー達と匹敵するポテンシャルはありますので、価格を抑えてスーパーカーの世界を体感したい方にはおすすめでしょう。
またボクスターやカイエン、マカンなどのモデルも、一般的なスポーツカーやSUVなどと比べると高いスポーツ性を纏っていますので、こちらもスポーツ志向の方の心を満足させてくれるはずです。

まとめ

この様にドイツ車はメーカー毎にそれぞれ個性が大きく異なってきます。ただいずれのメーカーにおいても言える事ですが、ドイツ・アウトバーンを走行する事を前提として造られている車が多いため、ドイツ車は走行性が高い車が多いです。高速道路を快適に走りたい、スポーツ性を追及したいと言うように走りに拘る方にはドイツ車はおすすめでしょう。

 

 

スポンサードリンク

コメント

  1. かな より:

    オペルは?

コメントを残す