車選び

イタリア自動車メーカーの特徴と選び方(フィアット・アルファ・馬牛・マセラティまで)

「どのメーカーの車にするか」も車選びで重要な部分です。
国民性と同じく、派手で個性的な車の多いイタリア車。イタリア車は、国産車やドイツ車などとは一味違ったキャラクターで溢れています。さて以降で、イタリア車にはどんなメーカーがあり、どんな特徴があるのかをご紹介していきます。

1.フィアット(FIAT)

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1899年に創業されたイタリアでは最古の自動車メーカー「フィアット(FIAT)」。
規模としてもイタリアの自動車メーカーでは最大級となり、フェラーリ・アルファロメオ・マセラティなど、イタリアの名高自動車メーカーたちを傘下に収めます。2009年には米クライスラーとも提携。
また、自動車のみならず製造業・農業・金融など幅広い事業を手がけており、イタリア圏における一大企業グループを形成しています。

                    デザイン フェラーリ、マセラティなど高性能ブランドを傘下に収めていますが、フィアット本体は、コンパクトカーがメインです。
デザインは、イタリア車としてはシンプル寄りで、おしゃれで女性的なデザインの車が多いです。イメージリーダーとなる「フィアット500」は、とても可愛らしいデザイン。
 走行性能 欧州の狭い路地や山道を走ることを前提としている車が多いため、パワーは控えめです。1000cc~2000cc程度が主流。
日本のコンパクトカーより、ややキビキビとした動きをする傾向があります。
なお特別モデルとなる”アバルト”シリーズは、過激な味付けがされており、往年のイタリア車の荒々しさがあります。
 その他 本国イタリアや欧州諸国では、日本でいうトヨタの様にポピュラーなメーカーですが、日本ではまだまだ普及が進んでいません。ディーラーも都市部などに集中してしまっている傾向があります。
 新車価格帯 200万円~300万円が主体
 主力車種  フィアット500、プント、パンダ、フィアットクーペなど
特別グレード名 アバルト

一昔前は、故障や燃費性能の問題から日本ではやや敬遠されていましたが、近年は日本車に近い水準となってきています。
サイズ的にも日本の道に合い、またそのお洒落でハイセンスなデザインから日本でもファンが上昇中。特に「フィアット500」と「プント」は国内でも大分ポピュラーな車となってきています。

 

2.アルファロメオ

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1910年にイタリアの実業家集団によって創業された「アルファロメオ」。その情熱的なルックスと、走りに拘った車造りから、車好きの間でも特に愛されているメーカーの一つです。
過去にモータースポーツでも一世を風靡したメーカーでしたが、途中、経営難に見舞われ、現在はフィアット傘下にて新たな道を歩んできています。

                    デザイン 機能性よりも”美しさ”を重視したデザインが目立ちます。一時期は直線状の角ばったデザインを取り入れていましたが、最近は旧来の曲線系のデザインに戻りつつあります。
控えめな価格に見合わない美しいデザイン。
 走行性能 2000cc~3000cc程度の中型車が主流です。(近年はミトなど小型車にも積極的。)
コンパクトやセダンなどでもスポーツ性が強く、やや固めの乗り心地となっています。
 その他 一部車種のシャーシやエンジンなどのパーツは、フィアット・クライスラー・マツダと共有しています。
 新車価格帯 250万円~400万円が主体
 主力車種 ミト、ジュリエッタ、4c、ブレラ、アルファロメオ159、スパイダーなど
特別グレード名 GTA

アルファロメオは、美しいデザインやスポーティな乗り心地も魅力ではありますが、それ以上に”アルファメオ”だからといった理由で選ばれる事が多いメーカーです。

 

3.フェラーリ

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自動車界の巨匠「エンツォ・フェラーリ」の手によって1947年設立されたスーパーカーブランド。母体がレーシングカーチームであった事もあり、当初より高価で高性能なスポーツモデルを多数ラインアップしてきました。
世界的に最も有名であろうスーパーカーブランドであり、車好きからステイタスを求める富豪層まで様々なファンがついています。長い間フィアット傘下に収まっていましたが、2016年以降は再び独立メーカーとして歩んでいく模様。

                    デザイン  フェラーリのモデルは、どれもザ・スーパーカーと言える様な大胆で派手なフォルムが特徴的。また車幅がスーパーカーとしても広く、横にワイドなスタイリングが特徴的です。
内装については高級というよりは、操作性を重視したスポーティなデザインのモデルが多く、中にはレーシングカーとほぼ変わらない様なインテリアとなっているモデルもあり。
 走行性能 ラインアップが大きくFRシリーズと、MRシリーズに分かれます。
FRシリーズはV10型以上の600馬力、700馬力と高出力を発生させるエンジンを積んでいるのが特徴的。一方MRシリーズは、エンジン出力を抑え旋回性の方を重視して造られています。
旧来は、荒々しく操作が難しいモデルが多かったようですが、近年は電子制御なども積極的に取り入れ、安定して速い造りとなってきています。
 その他 「フェラーリ・クラシケ」と呼ばれる認定制度の誕生により、旧式フェラーリの需要がより高まってきている様です。
また、2016年以降はフィアット傘下より独立し、約50年ぶりに自立したメーカーに。今後のフェラーリの車造りがどう変わるかに期待が集まっています。
 新車価格帯 2500万円~4000万円が主体
 主力車種 フェラーリ458イタリア、F12ベルリネッタ、カルフォルニアT、フェラーリFF、488GTB、ラ・フェラーリなど
特別グレード名 -(固定されていない)

フェラーリのモデルはもちろんどれも高性能で高価ではありますが、その更に上をいくプレミアムイメージが付いているのが大きな特徴でもあります。実際にフェラーリより高性能な車、高価な車というのはまだまだありますが、それであっても「フェラーリは特別」、「フェラーリはステイタス」といった付加イメージが付いているのが大きな強み。
モデルそれぞれで個性も強いため、中古になった旧式フェラーリでも根強い人気が続いています。

 

4.ランボルギーニ

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フェルッチオ・ランボルギーニによって1962年に創業されたスーパーカーブランド「ランボルギーニ」。
フェラーリを叩き潰すために造られたとも言われているだけあって、創業当初より高性能なスーパーカーを次々と世に送り出してきました。70年代のスーパーカーブームの立役者とも呼べ、スーパーカー業界を常にリードする存在。
スーパーカーブランドの中でも、最先端なデザイン&パワフルな出力が特に光るメーカーです。

                    デザイン ランボルギーニは、最先端のデザインを積極的に取り入る傾向があります。これはミウラ、カウンタック時代からはじまり、今現在のウラカンやアヴェンダドールでは、もはやSF映画に出てくる様な先進的なフォルムに。挑発的、攻撃的とも言える、時代を先取りしたデザインを纏っています。インテリアにおいても電子機器で武装し、まるで戦闘機のコクピットの様な造り。
ほぼ全てのモデルが、ガルウィングを採用しているのも特徴的。
 走行性能 600馬力を超えるV10型エンジン(もしくはV12型)を積み、圧倒的な加速力、最高速を示します。
また、ランボルギーニはいち早くMR+4WDのメカニズムを取り入れたメーカーでもあり、ガヤルド以降は、パワフルでありながら安定した走りを見せるスーパーカーとして定評を得ています。
 その他 フェラーリ同様、過去に発売された旧式モデルの価値が下がりにくい傾向があります。
特にミウラ、カウンタック、ディアボロといったモデルは、プレミアにより暴騰しており、数億円で取引されることも。
 新車価格帯 2800万円~400万円が主体
 主力車種 ガヤルド、ウラカン、アヴェンダドール、など
特別グレード名 -(固定されていない)

現在も、フェラーリと人気を2分する世界的なスーパーカーブランドです。
フェラーリの方は相変わらずマニア層を重視した造りを続けていますが、ランボルギーニの方は、近年比較的万人でも扱いやすいスーパーカー造りに変化してきている傾向があります。一昔前の荒々しい闘牛から、従順な闘牛になってきている模様。

 

5.マセラティ

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知る人ぞ知るイタリアのプレミアムカーブランド「マセラティ」。
1914年に創業された歴史の古いメーカーではありますが、経営難などによりシトロエンやプジョーの傘下を渡り歩き、現在はフィアット傘下にて高品質なプレミアムモデルを販売しています。
近年は方向性がよりプレミアム路線になり、そのスタイリッシュな風貌やスポーティな走りから、人気がかつてなく伸びてきているメーカーです。

                    デザイン 高級感とスポーティが混合したデザインで、「艶やか」といった言葉がよく用いられます。
全体的なフォルムもセダン+クーペを組み合わせた様な風貌となっており、独自の世界観を醸し出しています。
 走行性能 販売されているのはいずれもFRとなり、セダン的な見た目ながら最低400馬力~のハイパワーなエンジンを積んでいるのが特徴的です。
また、重量比を48:52程度のやや後ろよりの配分にしており、サスペンションなどもスポーツ志向なため、高級感だけでなく本格的なスポーツ走行も楽しめる車となっています。(ギブリシリーズは除く)
 その他 人気は伸びてきているものの、国内ではディーラーがまだまだ少なく、都心部などに集中している傾向があります。
 新車価格帯 2000万円~3000万円が主体
 主力車種 クアトロポルテ、グランツーリズモ、グランカブリオ、ギブリなど
特別グレード名 S、GT、GT S

価格水準も高く、またフェラーリやランボルギーニほど知名度は無い為、どちらかというと玄人が好むブランドとなります。セダン的な控えめな見た目ながら性能も高く「羊を被った狼」的な素質もあるため、車に拘る方には注目しておきたメーカーと言えるかもしれません。

まとめ

この様にイタリア車は、「イタリアの車は~」とひとくくりに出来ないほど、それぞれのメーカーで個性が強いです。ただどのメーカーも方向性は違えど、”デザイン”、”美”の部分は他国の車よりシビアに追及している感じがあります。
性能だけでなくデザインも大切、といった方にはイタリア車は要チェックかもしれません。

 

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